あなたは普段、パッケージを意識して過ごされていますか?
パッケージとは食品やお菓子が入っている袋や容器のこと。

おいしい食べ物や飲み物に興味はあっても、それを包んでいるパッケージを意識して過ごされている方ってあまりいないのではないでしょうか?

私たちは、商品が包装されていることを当たり前ととらえがちです。

ですがパッケージには、

  • 商品をお客様に安全に届ける
  • 商品を買ってもらう判断材料になる

という大切な役割があるのです。

そんなパッケージに熱い情熱をかけ、お客様の商品が売れる方法を全身全霊追い求めている男性が、パッケージ松浦代表 松浦陽司さんです!

じつは松浦さん、過去にお客様から「パッケージって、ゴミを作ってるんだろ!」と言われたことがあり、”たしかにパッケージはゴミになる。自分はゴミを作る仕事をしているんだ・・・”と自分の仕事に誇りをもてない時があったんだとか、、、

ですがあることをきっかけに、今ではSNS、ブログ、YouTubeでパッケージについて語る!語る!語るっっ!!!

松浦さんを知っている方はご存じの通り、松浦さんは「パッケージを変え、世界を変える!」という熱い志を持っています!

今日はなぜそれほどパッケージに熱い想いを持っているのか、そもそも松浦さんとはどのような人なのかなど、普段みられない一面をみていただけたらと思いますので、どうぞお楽しみにご覧ください(^^)

conasu

こんにちは、ライターの辺見です。
実は松浦さん!
Uworthの記事を読んでコメントを下さったんです。
もちろん私も主人も松浦さんのご活躍は知っていたので、取材させていただくことになりました。
リアルでお会いするのは取材の日が初めてだったのですが、”そこまで喋っていいの!?”っていうくらいざっくばらんにお話してくれ、笑いが止まりませんでした(^^)

名前 松浦陽司(まつうらようじ)
生年月日 1974.12.18
職業 パッケージ松浦 代表取締役社長
趣味 仕事とSNS!娘と遊ぶこと!
好きな食べ物 ネギ
SNS

変わり者だった少年時代と親の愛

1974年、徳島市にお生まれになった松浦さん。
この愛くるしい笑顔、なんともかわいらしいですよね!

ですが幼少期はどんな子どもさんだったのか尋ねると、

「ぼくは体が弱くて、変わり者だったんですよ。小学生の時、授業中叫んだり騒いだりしていました(笑)」

っていうんです。

なかでも、子どもながらに覚えているエピソードがあるそうで・・・

小学1年生のある日、なぜかは忘れたけど泣きじゃくっている日があって、そんな松浦さんを担任のH先生が、首根っこをつかんで隣の保育所へ連れて行ったんですって、、、

そして保育園児の前で、「こんな子になったらいかんよ!アホの見本やけんな!」とさらし者にしたんだとか・・・
(今の時代であれば大惨事!でも当時はそんなことがまかり通っていました。)

それで松浦さんは、”僕ってアホなんだ・・・生きていたらダメなんかな・・・”と深く傷ついたそうです。

もちろんこの出来事は松浦さんのご両親の耳に入り、「うちの息子に何ていう事いうんですか!?」と小学校へ持ちかけてくれました。

そしてお父様とお母様から、

「陽司!お前を立派な男にしてあげるからね!」

といわれ、”ぼくは生きていていいんだ、愛されているんだ”と感じられたんだそうです。

それからというもの、勉強ができるように塾へ通わせてくれました。

小学3年生の時には、”サッカーがやりたい!”という松浦さんの希望を受け入れ、(当時通っていた小学校にサッカー部がなかったため)隣町の小学校に掛け合い、入部できる態勢を整えて毎日送り迎えもしてくれました。

そうしているうちに、体は強くなり、病気をしなくなったそうです。

それから勉強はでき、サッカーでは全国大会へいくほど活躍をする少年へと成長を遂げ、女子にモテモテの小学校時代を過ごされたのでした。
(告白されたことはないらしいけど!笑)

才能に開花した大学時代

広島大学理学部に進学された松浦さん。
はじめて親元を離れ、一人暮らしを経験されました。

松浦陽司

ぼくは大学時代、才能が開花したんです!

取材中ご自身で豪語されていたので、何の才能かお聞きすると・・・

女子とのかかわり方ですっ!!

っていうんです!(笑)

”え!そこ?パッケージじゃないの?”と大半の方が思っていますよね?
パーッケージの話はまだまだ出てきません^^(笑)

これまでご両親の厳しいしつけのなかで育ち、勉学とサッカーにいそしんできた松浦さんは、本当は女子に興味があるのにないフリをしてきました。

ですがだれにも見張られていない開放感と、当時出会った友だちの影響で、完全に遊びの才能が開花したのですっ!!

女子にモテたい一心で、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」のビデオを録画しては何十回も再生して笑いの研究をし、ナンパやコンパで自分から初対面の女子に話しかけられるようになりました。

はじめて彼女もできましたっっ!!!
(現在セミナーで笑わせてくれる話術も、ここで習得したらしい!)

大学時代まともに勉強した覚えはなく、持ち前の要領の良さと頭脳で最低限の単位を取得し、大学時代を謳歌して徳島へ帰郷されたのです。

【パッケージ業へ就職】修行期間とパッケージ松浦入社

パッケージ松浦は1988年、松浦さんが小学6年生の時、ご両親が立ち上げられた会社です。

幼い頃から両親の働きぶりをみて育ち、「将来はこの会社を頼むぞ!」といわれてきていたため、実家を継ぐ意思は固まっていました。

ただ、実家に入社する前に修行の意味をこめ、徳島の大塚包装工業株式会社へ入社して5年間広島営業所で勤務し、パッケージ業について学ばせていただいたそうです。

そして2002年、パッケージ松浦に入社されます。

ですが当時の社内環境は、現在のように個人が尊重される時代ではなかったため、まだ若い二代目の松浦さんは会社に馴染めず、なんとも苦しい立場に立たされていました。

お客様からは、「お前の仕事はゴミ製造業やなぁ!パッケージなんて環境破壊業じゃ!」となじられる始末、、、

”たしかにパッケージは中身を出したらゴミになる・・・自分の仕事っていったい・・・”

松浦さんは自分の仕事の意味を完全に見失い、会社にも居場所がない。
取引先にも足が進まず、近くの駐車場で震えて過ごすという時期を過ごされました。

だれも「おはよう」と言ってくれない朝礼

そんな時、日創研(NISSOKEN)という自己成長や人材育成、企業の活性化などを目的としたセミナーに出会われます。

2021年より、日創研徳島経済研究会の会長を務めることになっている松浦さんですが、当時日創研のSA研修という「自分への気付き」をテーマにしたセミナーに参加されたことで、どん底時代から抜け出すきっかけをもらえたそうです。

”いま起きていることは自分がみなもとである!
周りのせいではなく自分の責任である。”

この言葉を胸に、松浦さんは当時社長のお父様にお願いしました。

松浦陽司

社風をよくするために、月1回朝礼をしましょう!
挨拶を交わすことや、社員同士でコミュニケーションを図ること、心と気持ちを通わせることは大切だと思うんです!

許しを得た松浦さんは、当日すこぶる緊張していました。

そして、「みなさん!おはようございますっ!」と挨拶したところ、

シーーーン・・・

松浦さんは膝から崩れ落ちそうになったそうです。

ですがそれにくじけず、月1回の朝礼、3ヶ月に1回の交流会をもちかけ続けたところ、意見の合わない社員の方から辞めていったんですって!(松浦さんメンタル最強!)

その辛抱強さと根性を認めてくれたからなのか、2005年、お父様から社長に任命されました。

パッケージ松浦に入社して、はじめてだれかから、いや1番認めて欲しかったお父様から認められ、とても嬉しかったとおっしゃっていました。

東日本大震災”食品不足”からの気づき

代表取締役社長に就任し、日創研での学びを糧に、日々「自己成長」「より良い社内環境の構築」「業績向上」などさまざまな問題解決に取り組まれていたとき、東日本大震災は起こりました。

スーパーの棚から食品や日用品が消え、消費者も販売業者も不安や恐怖に押しつぶされ、困難な状況をしいたげられていたのはみなさんも記憶にあることでしょう。

実はあの時、食品を製造することはできましたが、プラスチック系の原材料となる工場が被災していたため、パッケージとなる袋が作れなかったんですって!

その時、

松浦陽司

たしかにまんじゅうをそのままトラックで運ぶわけにはいかない、不衛生だし安全じゃない。
パッケージって当たり前と思いがちだけど、食品を安心安全に提供するためには必要不可欠なものなんだ!
パッケージって日本の、いや世界の物流を支える素晴らしい仕事なんだ!

松浦さんは、はじめてパッケージ業という自分の仕事に対する価値を見出し、誇りを感じられるようになったそうです。

  

そして、

松浦陽司

人々はパッケージの袋が欲しいわけじゃない!
1番に必要なのは「安心安全」
でもこれは他のパッケージ屋もしていること、、、
うちは、2つ目に大切な「販売促進」
業者さんの”売れて欲しい”という気持ちに寄り添い、売れる仕組みを考えられるパッケージ屋になろう!

これらのことに気が付き、パッケージマーケッター松浦陽司が誕生したのですっっ!!!

パッケージマーケティング 「パッケージを変え、世界を変える!」

2013年7月、松浦さんは”パッケージマーケティング”に特化したブログを始められました。

「パッケージについて1000記事書く!」と周囲にも公言し、くる日もくる日も発信をし続けました。

するとある日、「ブログを見たんだけど、うちのパッケージどうにかしてほしい!」と初めてお客様から問い合わせがあったのです!

お相手は、北灘生活交流会の会長、当時81歳の女性。

「まったく売れないんです・・・」と悩むお客様に商品である”焼き肉のタレ”を見せてもらい、タレの特徴、原材料、想い・・・とことんお話を聞いて松浦さんが提案したパッケージがこちら!

お客様が第一声、「ぅわ~おいしそう!」と喜んでくれたそうです。

それからパッケージとネーミングを変えたところ、売上は8倍!
新聞にも掲載され、「今夜は焼き肉じゃ」は、飛ぶように売れたんですって!

しかも変化があったのは、商品だけではありませんでした。
パッケージを変えて売上が上がったことから、81歳女性のヤル気が急上昇し、「新規事業を立ち上げ、ドレッシングを作りたい!」と依頼がきたそうです!

松浦さんは自分が考えたパッケージを喜んでくれたこと、お客様の売上が上がったこと、業者さんのヤル気につながったこと・・・すべてが本当に嬉しくて、”自分が目指していることは間違っていない!お客様の笑顔のために、もっと頑張ろう!”と、逆に励まされたといいます。

それからというもの、ブログやSNSを見たお客様からの問い合せが少しずつ増えてきました。
今では北は青森、南は鹿児島県徳之島まで、全国から松浦さんを求めて問い合わせがくるようになったのです。

「パッケージを変え、世界を変える!」という松浦さん。

最近は、遠隔地の方とSNSやzoomでつながれるようになったので、どんどん全国に仲間を増やしていきたいそうです。
仲間とは、パッケージで人生を変える人たちのこと。

松浦さんは、

松浦陽司

世の中には商品はおいしくても、パッケージが残念なため売れないことってよくあるんです、、、
せっかくいい商品なのに、売れないのはもったいない!
ぼくが日の当たる世界に連れていってあげたいんですっ!!

このようにおっしゃっていました。

松浦さんがいう「パッケージを変え、世界を変える!」って、

日々一生懸命商品を開発したり製造したりしている人たちの”みえる世界”を変えるという意味もあるのではないでしょうか?

「商品と同じくらいパッケージには意味がある」

パッケージを見直すことで商品はもちろん、その人の人生をも変える方法を知っている松浦さんだからこそ、いえる言葉なんだと思います。

松浦さんは、「お客様の喜んでくれる声、笑顔がとても嬉しいんです!」と、取材中ずっとおっしゃっていました。

ただただ”人を喜ばせたい!”という気持ちが原動力の松浦さん。
これまでの経験とその想いで、”みえる世界”を変えられる人がこれからもっともっと増えていくんだろうなと思います。

現在の「パッケージ松浦」スタッフと業務内容

過去に社内で辛い時期を過ごされた松浦さんですが、現在は優秀な社員3名と、会長であるお父様、専務であるお母様と共に、とても和気あいあいとしたチーム作りをされています。
(おはよう!もいってくれます\(^o^)/)

みんながみんなを尊敬しあう関係性がとても伝わってきました。

なかでも松浦さんがスタッフを想っている証拠として、取材中スタッフの入社エピソードを一人ずつ嬉しそぉ~にお話してくれました(^^)笑

月1回発行される「パケマツ通信」からも、みなさんの充実度や満足度が感じられますよね。

ここで簡単に、パッケージ松浦の業務内容を紹介します。

パッケージのご相談

「うちの商品には自信がある!でも売上が・・・」
と悩まれている方は、ぜひ松浦さんに相談してみてください!

お客様に寄り添う姿勢をくずさない松浦さんが、あなたの商品の売れる方法を一緒に考えてくれます。

ブログ・SNS・YouTube発信

発信することで今までいろいろな人との出会い、ご縁をつなげてきた松浦さん。
ブログ・SNS・YouTubeの発信を、いまもこまめに続けられています!

こつこつ情報を届けることで、一人でも多くの方にパッケージの重要性を気づいてもらえたら・・・
そんな松浦さんのひたむきな努力が、どの媒体からも伝わってきます。

講演・セミナー

これまでパッケージマーケティングについて、数々の講演・セミナーをされています。

経営者や製造・販売業者はもちろん、小学生を対象に「ものを売る心構えや販売方法」を伝えたり、高校生・大学生に「パッケージの価値」を届けたりと、幅広い年齢層の方を対象にお話されています。

いまはzoomで全国の方とつながれるので、色々な人とかかわれることがとても楽しいそうです!

最後に

最後に松浦さんの好きな食べ物をきくと、「ネギ」とおっしゃっていました。

なぜ薬味?とも思いましたが、うどんやラーメン、豆腐には1対1の割合になるように、大量に入れて食べるのが好きなんですって!

たしかにネギがうどんのおいしさを引き立てている・・・
パッケージも商品を引き立てるネギのような存在なのか、、、と思いました。

だけど松浦さんの理論でいくと、うどんとネギは1対1!商品とパッケージも1対1!
ネギもパッケージも主役に劣らないくらい、大切なものということっっ!!!

好きな食べ物はその人の人格をも表すのか!?

これからもパッケージマーケッター松浦陽司さんのご活躍を応援しています。