• あすたむらんど徳島
  • 渦の道
  • 大鳴門橋架橋記念館

徳島にお住まいの方であれば、どこかに行ったことがある人も多いのではないでしょうか?

株式会社ネオビエントは、これら徳島県の公共施設を管理運営している会社です。
ほかにも「阿波おどり」や「とくしまマルシェ」の運営、「まいぷれ徳島」での情報発信、さまざまな場所でのイベント開催など、徳島のイベント企画や運営を支えてくれている会社なのです。

今回は、ネオビエント代表取締役の藍原理津子さんにお話をうかがいました。

藍原さん、代表取締役といっても今もなお、現場業務に携わったり、社員に自ら研修を行われています。
「前へ前へ」をモットーに、社長自ら何にでも挑戦する姿から、社員にブルドーザーと言われることもあるんだとか、、、(^^)

また、ときには着ぐるみの中に入ったり、若い社員からアプリの使い方を学んだり・・・
とにかく肩書やプライドにこだわらず、

  • 人々に楽しさや笑顔を届けること
  • いつまでも学び続けること

ただそれらを純粋に追求し、このお仕事を心から楽しんでいる方なのです。

そんな藍原さんの強み診断とは一体・・・
どんな資質をもって、着ぐるみの中に入ったり、若い社員から教えてもらう度量があるのか、、、気になりますよね!

これまでご自身の生い立ちや創業までの流れはあまり語られていないので、ここでは藍原さんの人柄や想いを充分感じていただけると思います。
どうぞお楽しみくださいね。


※このメディアでは、強み診断士尾﨑恵里がストレングスファインダーを用いて、ゲストの資質を分析していく様子を記載しています。
文章には動画で放送されなかった内容もありますので、どちらでも楽しめる内容になっています。

※ストレングスファインダーとは・・・「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向け、それを活かすことで最大の能力を発揮する」という故ドン・クリフトンの考え方にもとづいて開発された、人の資質を見分ける方法のことです。


おとなしいけど負けず嫌い!都会への憧れを抱いた学生時代

徳島県鳴門市出身の藍原さん。
4つ上のお兄様と、1つ下の妹様の間に生まれた藍原さんは、とてもおとなしい女の子でした。

当時、ご両親からは、

  • 働かざるもの食うべからず
  • 年上の兄には敬意を持ち、年下の妹の面倒はみるように

という教えのもと育ったため、中間子の藍原さんはあまり自己主張をせず、妹の面倒をよくみるお姉さんでした。

そうはいっても兄妹はとても仲が良く、なかでも当時鳴門市岡崎にあった水族館に、お兄様が連れていってくれるのがとても楽しかったんですって!

また、外で遊ぶことや歌やダンスが大好きだった藍原さん。
連には所属しなかったものの、阿波おどりを踊ることが好きだったし、学芸会でピンクレディーを踊ったこともあるんだとか!

これらの様子から、おとなしさより社交的で活発なイメージを受けたのですが、、、

藍原理津子

私、人前に立つのは苦手だったんです。でもどこかの部分で目立ちたかったんでしょうね。
それから私は、勉強やスポーツはさほど得意じゃなかったしおとなしかったけど、昔から負けず嫌いな部分はあったんです、、、

と、おっしゃっていました。

藍原さんのご実家は鳴門市街地にあり、周辺にはお店などあまりない静かな場所だったそうです。
そのことに子どもながらコンプレックスを感じ、高校受験の時には、”徳島市内の高校へ行きたい!”と考えるようになったのです。

藍原理津子

私は、汽車に乗って徳島市内の高校へ行く!
ポッポ街のクレープ屋さんでクレープを食べる!
徳島でマクドナルドを食べる!(当時、鳴門にはモスバーガーしかありませんでした・・・)

志望の動機は、「都会への憧れ」でした。

※当時、徳島市内の一部の高校は総合型選抜という入試方式が取り入れられ、徳島市外から受験することはとてもハードルが高かったのです。

しかし負けず嫌いの藍原さんは、一生懸命勉強をしました。
負けず嫌いというか、自分の夢を実現するために努力したのです。

ご両親は、鳴門市から受験することの難しさを知っていたことから、すべり止めを用意してくれたんだとか、、、

ですが藍原さんはご両親の心配をよそに、城ノ内高校への合格切符をゲット!
念願の汽車通学と美味しい食べ物に囲まれた高校時代を、謳歌されたのでした。

念願の都会進出!数々のバイト経験

大学受験を迎えた藍原さん!
とくにやりたいことは決まっていませんでしたが、「都会への憧れ」は高校受験のときよりもさらに大きくなっていました。

「とにかく田舎から出たい!徳島から出たい!」
この一心で勉学に励み、関西大学法学部へ進学。

徳島市内とは規模が違う大阪という都会の中で、4年間過ごされました。

その間、数々のバイトを経験したそうです。
パン作り・学習塾・チラシ配り・デパート店員・・・やっていないのは交通量調査くらいというほど、多方面のバイト経験を積まれたんですって!

憧れの地で、なぜそこまでバイトをされていたのかお聞きすると、

藍原理津子

昔から、働くことが好きなんですよね・・・。

とおっしゃっていました。

幼い頃から”働かざるもの食うべからず!”という方針の中で育った藍原さんは、自然と働くことの楽しさや醍醐味を身につけていたんでしょうね。
1つのものにとどまらず、色々な職種を経験されていることからも、好奇心の強さと決断力・行動力の高さがうかがえます。

ただ、就職活動に意欲的ではなかったようで、”学校の先生になりたい”と取得した教員免許を活かすことはありませんでした。
ご両親の勧めで決めた事務職に就職するため、徳島へ帰郷されるのです。

模索したなか見つけた「本当にやりたい仕事」

藍原さん、大学卒業後就職されたお仕事について、「事務職時代はダメダメ社員でした」と振り返られていました。

そこからやっぱり教員になるため塾の講師をしたけど体調を崩したり、家業の手伝いをしたり、フリーターをしたり・・・
「本当にやりたい仕事」をみつけるため、数年間手探りの状態が続きました。

ただ、だからといって落ち込んでいたわけではありません。
藍原さんのすごいところは、環境や状況が有利ではなくても、いつも前向きに夢や希望をつかみ取りにいくところだと思います。

・鳴門から市内の高校へ行く!
・教員の夢が途絶えても、いまを楽しめる仕事をする!

藍原さんのいう負けず嫌いな性格は、夢を諦めないポジティブな姿勢であり、そんな姿こそが周囲に夢を与え、運をも味方につけているのではないでしょうか?

27歳のときチャレンジしたお仕事は、携帯会社のキャンペーンガール!
1日1台は売っていたんだとか!
どんな服装で携帯を売っていたのかというと、こちら

(5:25秒辺りまで)

そして30歳のとき、今の仕事のベースとなる運命的な職場で働くことになりました。

イベントや展示会の主催、施設運営・管理をしている株式会社コングレの契約社員として、「アスティとくしま徳島体験館」「渦の道」「大鳴門橋架橋記念館」で女性スタッフの管理指導役(ディレクター)をすることになったのです。

藍原さんの人間力、仕事力はすぐさま見込まれ、その後「日本科学未来館」の立ち上げ社員として、正規での雇用・(東京への)転勤を命じられました。

それからというもの、施設の立ち上げスタッフとしてさまざまな施設に携わり、スタッフの管理指導や現場対応など、ディレクターとして多くの施設やイベントに貢献されてきました。

「六本木ヒルズ展望台」、愛知県で行われた「愛・地球博」など、日本が誇る施設・イベントのディレクターも務められていたそうです。
この頃は本当に忙しくて、辛くて、、、2時間しか寝られない日なんて当たり前だったんですって・・・

しかもイベントにアクシデントは付き物!
スタッフに急な欠員が出た時なんかは、藍原さん自らモリゾー・キッコロの中に入って子どもたちにボコボコにされたり(笑)、六本木ヒルズのエスカレーターでディレクター兼エレベーターガールをしたり・・・
数々の困難を乗り越えてこられたそうです。

この頃の経験は藍原さんの中でもとても大きく、あの頃の辛さがあるからこそ、いま頑張れるんだといいます。

ですが輝かしい成果とは裏腹に、身体的にも精神的にも追い詰められていた藍原さんは、”家族や友人がいる徳島に帰りたい”と思うようになっていました。

学生時代あれだけ都会に憧れをもっていましたが、徳島を離れてあらためて、徳島の歴史や文化の素晴らしさ、人の温かさに気づかれたそうです。

次は徳島へ帰って、徳島の情報発信をしたい!

このように考えるようになった矢先、以前のクライアントであった県観光協会OBの方が、徳島でイベント企画・運営会社を立ち上げると声をかけてくださったのです。

藍原さんにとっては願ったり叶ったりで、36歳のとき徳島へ帰郷し、ネオビエント設立メンバーとして働くことになりました。

ネオビエント設立から現在にいたるまで

(ネオビエント創業時の社屋)

株式会社ネオビエントは、平成17年に設立されました。
約40名の契約社員と数人の正社員と共に、藍原さんは現場で指揮をとっていたのです。

藍原さんいわく、

藍原理津子

当時都会から帰ってきたばかりの私は、いけ好かないやつで、多くの人を傷つけてきたと思います。

と振り返られていました。

そんな中、開業から間もなく社長が病に倒れ、闘病生活を余儀なくされたのです。
社長が息を引き取られたとき、代わりを務められるのは藍原さんしかいなかったといいます。

平成20年、代表取締役社長に就任した藍原さんに、「経営者として社員の雇用を守っていくという責任」がどっと降り掛かってきました。

東京時代も300人近いスタッフの統率者として奮闘してこられましたが、会社員とは違い、経営者が抱える責任の重大さを肌で感じたそうです。

必死に仕事をこなし、自分1人が会社を支えていると感じていたときは、とても苦しかったといいます。

ですがそこから「人を活かす」ことについて学び、なぜこの事業をしているのか、経営理念について深く追求したところ、ある重要なことに気づかれました。

その内容は、こちらのリンクからご視聴いただけます。
(10:55秒辺りまで)

藍原さんは1人で頑張っていたのではなく、周りのみんながいてくれたからこそ、ここまでこれたことに気づかれました。
そこからご自身の考え方や言動は、変わっていったそうです。

それからというもの、社員を「全員正規雇用」、「資格取得支援制度」、「退職金制度(一定の条件を満たせばパート社員の方にも)」などの手厚い福利厚生を取り入れるなど、いまも社員が働きやすい環境づくりに努められています。

藍原さん率いるネオビエントは必死に駆け抜けてきた結果、現在に至るまで「あすたむらんど徳島」「渦の道」「大鳴門橋架橋記念館」の施設管理運営のほか、

  • とくしまマルシェ
  • 徳島市阿波おどり運営
  • LEDデジタルアートフェスティバル設営運営業務
  • 「マチアソビVOL.15×国際アニメ映画祭」運営業務
  • 鳴門市イルミネーション事業運営業務

など、ここには書き入れないほどのイベント企画運営を任される企業へと成長されています。

ストレングスファインダーからみる、藍原理津子さん

ここからは、強み診断士 尾﨑恵里がストレングスファインダーを用いて、藍原さんの強みである資質を解説していきます。

ストレングスファインダーとは、一人ひとりがもつ強みのことです。
”この資質はこういう考え方だから、こんな取り組みをしているんだ~”
”この資質の人は、こんな考え方をするんだ~”

というように、藍原さんの強みに着目して、現在の事業内容や性格について聞いていただければと思います。

藍原さんの強み診断Top5はこちらです。

  1. 個別化
  2. アレンジ
  3. コミュニケーション
  4. 達成欲
  5. 適応性

「アクシデントへの柔軟な対応と解決策」×個別化&アレンジ

尾崎恵里

個別化とは・・・人を観察することが大好きで、自分の個性も相手の個性も大切に扱うことができる資質です。
アレンジとは・・・柔軟性に強く、何度でも再編成ができます。今あるもので最高の組み合わせを作るのが上手です。
この2つの資質が組み合わさることで、適材適所に人を配置したり、イベントで何かあっても瞬時にその場をやり過ごせたりできるので、今のお仕事は抜群に向いてらっしゃいます!

といわれた藍原さんは、、、

藍原理津子

本当ですか!?
たしかにトラブルには動じるけど、めげません!
みてくれとか関係なく、あるものでやっちゃおうと思って今までやってきました。

とおっしゃっていました。

これまでも、「端末やレジの電源が入らない!」「チケットが出せない!」などのアクシデントは、数多くあったんだとか・・・

そんな時は常に、お客様やスタッフなど、相手の立場に立って考えることを意識しているそうです。

「個別化」でスタッフを適材適所に配置し、「アレンジ」で瞬時に解決策を見出すという資質は、ディレクターという仕事にもっとも必要な資質であり、藍原さん最大の強みだといえるでしょう。

また、個別化の特性である「人をみる」という部分でスタッフの個性を見抜き、その人の長所を生かした仕事ができるポジションへ采配することを得意としています。

コメンテーターの小川が、「あすたむらんど徳島」で受けたスタッフの対応の良さに心を打たれたお話はこちらのリンクからご視聴いただけます。
(14:04秒辺りまで)

「相手に”伝わる”方法とは」×コミュニケーション

尾崎恵里

コミュニケーションとは・・・人に何かを伝えたい、動かしたいという気持ちが強い資質です。
コミュニケーションや表現方法が上手で、歩くスピーカーともいえます(笑)
この資質がある人の伝達力は普通の人の3倍なので、藍原さんに褒められると相手は3倍喜び、怒られると3倍ダメージを受けます。

藍原さん!ここでご自身の言動について、「素直に反省します・・・」と謝罪をはじめました。

そのときの様子が、こちら

(31:30秒辺りまで)

藍原さんは社長として社員に、「伝える」と「伝わる」は違うことを指導しているそうです。

それはご自身への戒めでもあり、「この言い方では相手に伝わっていないなぁ~と感じたら、表現方法を変える」などして、その人に伝わる方法を模索しているんだとか、、、

社長というポジションにもなると、「この前言っただろー!」と社員を一括することもできるでしょうが、藍原さんは立場など関係なく、相手に伝わるコミュニケーションを常に考えられているのです。

「ワークライフバランス」×達成欲

尾崎恵里

達成欲とは・・・一つひとつ物事を完了させて、積み上げていくことが得意です。
常にヤル気が100%!コツコツ目の前のことをやっていく働き者の資質です。
todoリストで出来たことにチェックすることに喜びを感じたり、ひまが嫌いな性格ではありませんか?

藍原理津子

その通りです!(笑)
今日やることは紙に書いていますし、イベント業だからという理由もありますが必ず計画を立て、それができた時や社員に割り振りが伝わったときにはとても満足します。
ただ頑張りすぎるところがあるので、バタンと倒れて家でいることはあります。
じっとしていられないので仕事をしていますが・・・(笑)

実はご趣味をお伺いすると、「働くこと」とおっしゃっていました。

ご自身の働き方改革をしなければいけないともおっしゃっていましたが、藍原さんにとって働くことは、生き甲斐なんでしょう。
自分は苦しくても誰かが喜んでくれたり、誰かの役に立てることが幸せであり、そんな職場が藍原さんにとって居心地のいい場所なんだと思います。

ですがときにはゆっくり休んでいただきたいので、尾﨑が強みを生かしたアドバイスを投げかけました。

そのアドバイスとは、「休むというタスクをtodoリストに入れること!」

もともと旅行や映画、演劇、能、コンサートなど幅広い分野の娯楽が大好きなんですって!

しかし今これらを取り入れるのは難しいので、「アロマ」などのように取り入れやすいリラクゼーションをリスト化するというお話に、藍原さんもはげしく同意されていました(^^)

「コロナ渦においての迅速な対応」×適応性

尾崎恵里

適応性とは・・・目の前のことに、柔軟に適応することができる資質です。
不測の事態が起こって当たり前。強い変化があったとしても、いつも同じクオリティー、パフォーマンスの仕事ができます。
また、挫折からの切り替えもとても早いです。
適応性はコロナ渦においても最適な資質ですし、やはりイベントコンダクターには最適な組み合わせ!適職ですっ!

ここまでの資質をみていると、藍原さんはとてもたくましい女性に思えますが、落ち込むことももちろんあるそうで、1人になったときに泣きじゃくるんですって・・・

ですが一晩寝ると考えが変わったり、誰かの言葉で気持ちを切り替えられたりできるんだとか、、、

強みとは、心臓を動かすように当たり前にできていることです。

藍原さんのように、どんな状況に陥っても自然と適応できる資質は、現代のように困難な時代を生きていく上でもっとも重要な要素ではないでしょうか。
コロナ渦においてもネオビエントが迅速に対応できているのは、適応性をもつ藍原さんの強みが十分生かされているからだと思います。

ですが、ここで1つ!
適応性やアレンジの低い方からすると、藍原さんのスピーディーな対応についていけないようです、、、
冒頭でお伝えしたように、社員がブルドーザーと言ってしまう真意は、こちら

(42:16秒辺りまで)

【共歩共育】共に歩んで、共に育つ

ネオビエントでは、人事部のことを共歩共育きょうほきょういく部】と名付け、共に歩んで共に育つ組織作りに尽力を注がれています。

共歩共育部と名付けた意図は、ご自身の経験から学んだ気付きと、社員に対する想いがあるからこそ・・・
藍原さんは「人を育てる」ことについて、次のようにおっしゃっていました。

藍原理津子

私はネオビエント設立当初、前社長が病に倒れたことから、結果的に自分で学ぶ力がつきました。
社員のみなさんも、”自分で学ぶ力”をもっています。
それを生かせるよう”学べる環境”を整えてあげることが私の役割だと思っています。

藍原さんのすごい所は、”学ぶ環境”は社員だけではなく、社長ご自身や上司にも用意しているところ!
常識をくつがえし、部署の垣根を超えて違う上司が得意なことを教えたり、若い社員が社長や上司に得意なことを教える場を設けているそうです。

その内容は、こちらのリンクからご視聴いただけます。
(48:19秒辺りまで)

藍原理津子

SNSやアプリのことは断然若い子のほうが詳しいので、私も若い社員から教えてもらっています。
受講した人には単位が与えられ、講師をした社員には2倍付与!
単位が多い人には表彰・賞金という制度を導入し、年齢や立場関係なくみんなが学び合える組織作りを目指しています。

今回お話をきいて、会社の取り組みにしても現場対応にしても、立場や地位など関係なく、一人ひとりの個性を大事にされているところが藍原さんの魅力であり、ネオビエントが成長し続ける理由だと強く感じました。

コロナ渦での新たな取り組み

観光・イベント業をなりわいにしているネオビエントにとって、コロナウイルスの影響は想像を上回るものでした。
「あすたむらんど徳島」や「渦の道」などの観光、文化、教育施設は休館をしいられ、「とくしまマルシェ」などのイベントは全面中止・・・

そんなコロナ渦で、藍原さんが真っ先に取り入れたのはZoomでした。
スパルタに聞こえるかもしれませんが、80歳前の社員にもZoomの使い方を徹底したそうです。

それから会社説明会、新入社員面接、会議・・・あらゆるものを早々にオンライン化していきました。

その結果、藍原さんの決断力と行動力は功を奏し、社員一丸となって試練に立ち向かったことからオンラインへの抵抗は徐々に解消され、ネオビエントの事業はオンライン化へとシフトチェンジしているのです。

今では、行政のオンライン講習や研修の取りまとめ事業の受託も増え、県内外にも幅を広げているそうです。
そのほか施設管理・イベント業においても、バーチャルとVRを用いた内容の企画・制作に取り組むなど、制限のある生活の中でも人々に楽しみや学びを提供できるよう最善を尽くされています。

「とくしまマルシェ」や「あすたむらんど徳島」の新しい取り組みについては、こちらのリンクからご視聴いただけます。
(18:22秒辺りまで)

「学ぶ楽しさと大切さ」を人々に伝える

「あすたむらんど徳島」や「川口ダム自然エネルギーミュージアム(受託)」で子ども向けのサイエンスイベントが行われているのってご存知ですか?

あれは子どもたちに、”新しいものに触れてほしい” ”科学の楽しさを知ってほしい”という想いから、長期に渡り実施されているのです。

色々な体験を通して子どもたちに、

・意欲的に取り組む楽しさ
・生きる力

を身につけてほしいと願う藍原さんは、夢みた教師という立場ではありませんが、イベントを通して子どもたちに学びと楽しさを伝えられています。

藍原さんはご自身の会社だけでなく、徳島の人々、全国の人々に「学ぶ楽しさと大切さ」を届けてくれているのです。

今後の抱負については、

「まだまだ苦しい時代が続くと思いますが、私の資質をうまく活用しつつ、社員と一緒にコロナに対応し、新しいことにチャレンジしていきたい!」

とおっしゃっていました。

ネオビエントは「新しい風」という意味。
これからも新しい風を吹かせ、徳島に夢と笑顔を与えてくれるであろうネオビエントの活躍を、私たちは心から応援しています。


2021年今年の夏、「あすたむらんど徳島」は20周年を迎えられるそうです。
オンラインで有名なゲストをお迎えし、みんなが楽しめるイベントを考案してくださっているとのことなので、みなさん楽しみにしておきましょうね\(^o^)/

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
動画全編は、こちらからご覧いただけます。

尾崎恵里

この記事を読んでストレングスファインダーにご興味を持たれた方は、尾﨑までお気軽にご連絡ください。
お問い合わせはこちらです。