イラストレーターさのはるかさん、34歳(2020.10現在)
彼女をSNSで見ない日はないくらい、最近の活躍ぶりには目を見張るものがあると思いませんか?
徳島だけにとどまらず、県外でも知名度を上げているさのさんは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの成長を成し遂げられています。
なかには、「名前は聞いたことがあるけど、何をされている方なのかはわからない」という方もいらっしゃると思うので、簡単に説明すると、、、
- イラストレーター
- グラフィック・レコーダー
- 動画・アニメーション制作
- 講師
- ホームページ制作
- Webメディア ツナガルLIFE運営
- FMびざんラジオ番組「とくしま子育て課」パーソナリティー
”っっっえ!??
なに、この何でもできる人!
私とは住む世界が違う人やな・・・”
っとは思わないで!笑
これだけ聞いたら、どんだけバリバリのキャリアウーマン!?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
穏やかな口調と笑顔で、会った人はみんな好きになってしまう超癒やしタイプの女性なんです。
(でも仕事になると、メールの返信、対応の速さは右に出るものがいないレベル!)
今日はそんなさのさんの生い立ちから現在の素顔まで、たっぷりとお話を伺ってきました!
普段、仕事の姿しかみられないさのさんの私生活って気になりませんか?
今回、包み隠さずお話してくれた内容は本人の許可を得て記載していますので、どうぞプライベートなさのさんをお楽しみください(^^)
こんにちは、ライターの辺見です。
私とさのさんは、さのさんがグラレコ100本ノックをされていた時、グラレコを書いてもらったのが初めての出会いです。
それからお仕事を一緒にさせてもらうようになりました(^^)
名前 | さの はるか |
---|---|
生年月日 | 1986.2.18 |
職業 | USANET 代表 |
趣味 | ビオトープ(メダカのお世話してます!) |
好きな食べ物 | 明太子、生ハム |
SNS |
才色兼備!勉強・スポーツ万能な幼少期
鳴門市北灘町ご出身のさのさんは、磯焼片山水産の長女として生まれました。
サラリーマンだったお父様が漁師に転職して、お店を開業されたそうです。
北灘町といえば、児童数の減少により小中学校が休校になった田舎町。
同級生は10人ほどの小規模な学校だったんですって。
当時のさのさんは内向的で口数が少なく、今のように目立つタイプではなかったんだとか、、、
動物好きのお父様が持ち帰ってくるペット(うさぎ、犬、ネコ、インコ、にわとり)に囲まれ、のびのびと育ったそうです。
かと思えば、勉強、スポーツ面が得意な優等生!(バク転や鉄棒の大車輪もできていたとか!)
学校の駅伝大会や陸上大会にも選出されていたっていうんだから、実はやっぱり目立っていたと私は思います!笑
そのかたわら、中学校ではお琴を奏でて団体戦で四国大会までいったという・・・
まさに才色兼備とは、さのさんのような女性のことをいうのでしょう!
自我が芽生え、独立への一歩をふみだした高校時代
実はさのさん、ここまで超がつくほど優等生だったにもかかわらず、高校時代から自我の芽生えとともに、大胆な行動にでるのです。
高校は、つまらなかったので2ヵ月で辞めました!
えーーー!!!
本当にぃぃぃーーー!??
田舎町だから、高校は鳴門高校へ行って大学へ行って地元で就職して結婚・・・みたいな暗黙のレールがあると思いこんでいました。
それで行ってはみたんですけど、、、
この時間、別のことしたらいいと思うようになって・・・2ヵ月で行くの辞めました(笑)
そうなんですかぁぁーーー!!!
ご両親、反対しませんでしたか?
もちろんされました(笑)
でも、その頃ゲームが好きだったんです!イラストレーターにもなりたかったし、、、
だから両親の反対をおしきって、みんなが高校2年生になる時、大阪のゲームの専門学校に入学しました。
私、頑固なんで親が渋々許してくれたんですよ~(笑)
小中学校の姿と、現在の穏やかなさのさんからは想像もつかない返答にびっくりしましたっっ!!!
まだ15歳という年齢で、高校生活の意味や自分がやりたいことを考えて、高校を辞めるってすごくないですか!?
田舎ならではの固定概念や世間体もあっただろうに、人の意見よりも自分の考えで動ける強さに深く感銘を受けました。(娘の可能性を信じて送り出されたご両親も本当に素晴らしいと思います!)
さのさんは「自分の世界」をもっていますよね。
人の目や人の意見に振り回されず、「自分が信じる道を歩く強さ」がさのさんのすごいところなんだと思います。
さのさんの強さと、ご両親の娘を尊重する姿勢があったからこそ、いまのさのさんがあるんだと強く感じました。
【15歳からの夢】イラストレーターになりたい!
さのさんは、小さな頃から絵を描くのがとても好きだったんですって!
女の子や動物の絵にはじまり、当時流行ったもののけ姫の模写をするなど、どんどんイラストの魅力にハマっていきました。
中学3年生の頃にはご両親にパソコンを買ってもらい、独学でHTML(ホームページを作るプログラム)を学んで手打ち入力したり、イラストをアップしていたという、つわ者っっ!
この頃から「イラストレーターになりたい!」という夢は強くなり、イラストレーターになるための方法を模索した結果、
ゲームの専門学校→ゲーム会社に就職
という道を見つけ出されるのです。
(そりゃこれほどやりたいことが明確であれば、高校生活につまらなさを感じるのも仕方ないのかも・・・
ただ、今になると高校はでたらよかったと思っているそうです。)
憧れのゲーム会社への就職と挫折
16歳で大阪へ行き、専門学校へ通いながら、現場でもっと学ぶためにゲーム会社でバイトを始めた17歳。
ゲームに登場する村人やアイテムの原画デザインを作っていたそうです!
それから18歳で横浜のゲーム会社に就職。
男子ならわかる?プロレスゲームを中心に、5年半コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)を作り続けたそうで、スタッフロールに名前がのったことが自慢!なんだとか(笑)
ですが当時、”周りの人はすごいのに私は・・・”と自分の実力のなさに嫌になったり、本当はもっとイラストを描きたいのに描けないもどかしさを感じるなど、理想と現実のはざまで大きな挫折を味わったんですって、、、
その後もネットショップの会社に転職するも、給料未払いなどの不当な扱いを受け・・・
24歳のとき徳島に帰郷し、ご自身の人生についてもう一度考え直すことにしたそうです。
2019年USANET開業!
(開業までにも3社ほど転職を繰り返したそうですが・・・)
これまでいろいろな会社の方針や考えにふれる中で、
- イラストを描きたい!
- 個人事業主やスタートアップで困っている人の役に立ちたい!
という気持ちが強まり、2019年5月、イラスト、Webメディア ツナガルLIFEの運営をメインとするホームページ制作会社を立ち上げられました。
私自身、24歳で徳島に帰郷した時にライフプランを立てて可視化したことで、人生が上手くいくようになったんです。
だから自分の強みであるイラスト(グラレコ)で、たくさんの人の想いやサービスを可視化するお手伝いがしたいんです!
今後ますますオンライン化は進んでいくと思います。
そんな中、まずはUSANETが全国展開を果たし、徳島のサービスをどんどん発信していくサポートができたらいいなと思っています!
さのさんはこのように仕事に対する想いや夢を話されていました。
あくまでも自分だけのためではなく、だれかの役に立てる存在になりたいと考えているさのさん。
そこに計算とかたくらみがなく、素直な気持ちで人に寄り添っているからこそ、誰からも愛され、頼られる存在なんだと思います。
私、実はイラストがこれほど意味のあるものだということを、さのさんにはじめて教わりました。
- 文字で伝わりづらいことも、イラストがあるとわかりやすい
- 難しい話も、イラストと文章にまとめるとわかりやすい
- 自分の頭や心の中を、イラストと文章に表すとわかりやすい
イラストって人に癒やしを与えてくれるんですよね、、、
多くの人に安心と安らぎを与えることができる、とても素晴らしいお仕事だなぁと思います。
※USANETの活動内容を一部ご紹介!
イラスト(手書き動画制作)
さのさんが描くイラストのタッチは幅広く、ゆるい感じからガッツリコミック風までバリエーションがとても豊富!
行政の事業や福祉関係、イベントのチラシなど、幅広い分野のPR広告を作っています。
徳島県社会福祉法人経営者協議会 新聞広告 LINE Fukuoka株式会社 イベントのグラレコ
ほかにも、手書きイラストを動画に!
文字だけではわかりづらいことも、こんなイラスト動画があれば子どもから老人まで、だれでもわかりやすいですよね。
また、iPadでお絵かきする方法やコツをYouTubeで配信中!
- イラストを描きたい!
- 子どもにイラストの描き方を教えたい!
などという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)
グラフィックレコーディング(グラレコ)
グラフィックレコーディング(グラレコ)とは、人の話(対話や議論)をリアルタイムで、文字やイラストをもちいて可視化する技術のこと。
グラレコ100本ノック!と題して、今年の1月から100人のグラレコをされてきました。
(※コロナの影響で、まだ実施されていない方もいるそうです。)
でもこのイベントも、実はグラレコ駆け出しの頃、思うように描けず悩んだ経験があったからなんですって、、、
”自分には場数がたりない!”と、前向きに挑戦してきた結果が今につながっているのです。
最近では「グラレコを教えてほしい!」との声も増えてきたので、オンラインで学べるストアカというメディアで講師業にも精を出されています!
先日、全国人気講座ランキング ビジネススキル5位にもなったんだとか!
USANET!全国への夢に向かって、突き進んでいますっっ\(^o^)/
Webメディア ツナガルLIFEの運営
ツナガルLIFEは、個人をサポート・応援する場として、2019年6月にスタートしたWebメディアです。
実はこれ、さのさんが会社員時代から構想を練っていたプロジェクトなんです!
「個人事業主やスタートアップで困っている人を助けたい」という想いから、一人ひとりに寄り添ったサポートをされています。
みなさん、「女性起業家」ってきくと自信があって、すごく気が強そうなイメージありません?(笑)
なかにはそんな人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は不安や心配を抱えながら新しいことにチャレンジしています。
そんな時、サポートしてくれる人がいて、仲間がいるってとても心強いんですよね。
なのでいまでは、つながりを求めて入ってこられる方が非常に多いんですって!
私もツナガルLIFEに携わらせていただいている身として、さのさんの人柄が人を惹き寄せているんだなぁとつくづく思います。
最後に・・・
最後に、ここでしか知ることのできないさのさんの特性をカミングアウト!
これをみると、効率の良さと不思議さがミックスされたさのさんのことがさらに好きになるかも(^^)笑
・パートナーとは、付き合って2ヶ月で1年後の結婚式を決める
・パートナーとは「株式会社さの」の共同経営者という感覚で助け合い
・月2回家事代行を利用し、その時間を子どもとの時間や仕事の時間にあてている
・食材は曜日ごとにリスト化して宅配を利用
・効率的かつ、お世話好きがゆえ、恋人募集中ときくとすぐ合コンをセッティングする(笑)
・子どもが学校・保育園帰宅~就寝までは、子どもと過ごす時間を優先
・せっかくフリーランスだからと、学童には申し込まなかった(少し後悔(笑))
・実は家事全般が苦手
・毎晩、3人の子どもと戦いごっこをするのが楽しみ
・横浜で一人暮らしをしていたとき、ワンフロアでうさぎ5匹と暮らしはじめる
・新居には、うさぎが快適に過ごせるよう12畳の地下室を作った
・月に帰ったうさぎのことを想って「USANET」の屋号で起業
・今はメダカのお世話が楽しみ
・どこかに属するのが苦手!会社員に向いていないことが独立してわかった
・自由な環境に身をおいたほうが、力を発揮できる
・フリーランスという働き方オススメ!
今回さのさんのお話をきいて、さのさんも家では私たちと同じお母さんなんだなぁと勝手にすごく安心しました。
めちゃくちゃ仕事はできるけど、3人(7才・5才・3才)の子育てに奮闘するお母さんであり、なにより家族との時間が1番幸せという、素顔のさのさんを知ることができました。
人の意見や常識、固定概念にしばられず、自分が想う道を突き進んでいくさのさんを、私たちはこれからも応援しています。